保育士試験
保育士試験は、厚生労働省管轄の国家試験です。保育士試験は、「筆記試験」と「実技試験」に分かれていて、「筆記試験」の合格者だけが、「実技試験」を受けることができます。
また、保育士試験は都道府県ごとに、問題も日程も違っていましたが現在は統一されています。保育士試験の内容ですが、「筆記試験」は五択のマークシート方式になっています。試験科目は社会福祉、児童福祉、発達心理学及び精神保健、小児保健、小児栄養、保育原理、教育原理及び養護原理、保育実習理論となります。
「実技試験」は、「音楽・絵画制作・言語・一般保育」の各分野から3分野出題され、うち2分野を選んで受験します。保育士試験は難易度的には、かなり難しい試験と言えます。
保育士試験の「筆記試験」には科目ごとの有効期間があり、1科目ずつ取得可能ですが、例えば21年度ですべての科目を取得した場合は、21年度・22年度・23年度まで「実技試験」のみを受験することができます。
しかし、科目の取得が22年度までかかった場合は、22年度・23年度まで、23年度までかかった場合は、23年度のみとなります。また、大学・短大・専門学校などで、所定の単位を取得している場合は、保育士試験を受けなくても、保育士の資格が取得できます。
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保育士の採用試験
保育士の採用試験は、主に公立の保育所や幼稚園の保育士採用時に行われる試験です。採用試験の受験に際しては、保育士の免許と幼稚園教諭の免許の両方をもっていなければなりません。保育士の採用試験は、一次・二次とわかれていて、一次試験は教養試験と専門試験があります。
教養試験の問題は公務員として必要な一般的な知識、知能及び教養について問われ、専門試験では、保育士として必要な専門的知識について問われます。二次では実技試験および面接ですが、一次試験を合格した人しか受けることはできません。
保育士の採用試験は、各都道府県で日程・内容が若干違いますので、お勤めになりたい都道府県に問い合わせてみてください。保育士の採用試験を合格すると、公立の保育所や幼稚園に勤務でき、公務員となります。
同じ保育士でも、民間より福利厚生面がしっかりしていますので、保育士として働くにはよい条件と思います。保育士の採用試験は随時行われています。ただし、学校の先生と同様に、転勤などもありますので、よく考慮してから保育士の試験申込をして、採用試験を受けるようにしてください。
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