保育士の実技試験

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保育士資格の試験問題は、筆記試験と実技試験に分かれていますが、筆記試験のすべての科目に合格した人だけが、実技試験を受けられます。実技試験の科目は、音楽・絵画作成・言語の三科目に分かれていて、受験者がそのうち二科目を選択して受験します。

 

保育士の実技試験の問題内容ですが、まず音楽は指示される課題曲をピアノなど指定された楽器で演奏しながら歌います。幼児に聞かせる歌ですので、それに見合った歌い方をしないといけません。次に絵画作成ですが、これも指定された課題に沿った絵画を45分で描かないといけません。

 

例えば『保育所(園)での子どもたちと保育士との活動の一場面を表現する。』 という課題だった場合、歌を歌っている場面、砂場で一緒に泥だんごを作っている場面など、子供たちと保育士が触れ合っている一場面を絵にします。最後に言語ですが、これは三分間の口演になります。

 

題材は子どもにわかりやすいお話であれば、童話・神話・民話・伝説・昔話等自由です。自作のものでも構わないということです。お話を通して子供たちは道徳を身につけていきますので、これも保育士として重要な項目だからです。実技試験は保育士として現場での能力が発揮できるかどうかを見るものなのです。

 

保育士の実技試験は、一見難しそうですが、保育実習でしっかりと子どもたちとふれあうことで、学んだことを表現すればいいと思うのです。保育士の実技試験は、夢を叶えるための最後の扉ですので、試験対策をして自分の技能を大いに発揮して突破してほしいと思います。

 

保育士試験の合格率は、全体の11〜14％ぐらいです。この数字だけを見ると、保育士試験の合格率は、とても低いように思われますが、筆記試験は科目ごとに三年間の有効期限があり、一度にすべての科目に合格しなくてもいいのです。

科目別の合格率は、もう少し高いと思われますので、保育士試験は、そこまで難易度の高い試験ではありません。保育士試験は科目別の合格ボーダーラインが決まっています。合格率も科目によって、取りやすいか取りにくいかなど、合格率が違っているようです。

保育士試験は、本来なら大学や短大・専門学校の保育課程の所定の単位を取得すれば、保育士試験を受けなくても、保育士の資格が得られるのですが、様々な事情により大学などで勉強することが困難な方に、保育士の資格を与えるための試験なのです。

人気も高いので、合格率も14％前後となっているようです。保育士試験の勉強をするにあたって、通信教育や専門スクールを利用すると、効率よく勉強することができます。受講生の合格率も高いですので、検討して試験対策をしましょう。